これは、ある日の会社での出来事。
とある用事で総務の倉庫を訪れた私は、異常な数のお酒にびっくり!
私:「このお酒どうしたの?」
総務担当:「あっ。全部取引先から頂いたものなんです。」
私:「へー、こんなに貰ってるんだ。」
総務担当:「そうですね。もう何年分もありますから」
私:「えっ。最近の分じゃないの?だってこれ日本酒じゃない、もう飲めないよ?」
総務担当:「えー! お酒って期限あるんですか?どんどん美味しくなるって思ってました。」
そうなのです。
わが社では取引先から頂いたお酒を、一部は転用。一部は親睦会への寄付。そして残りの大半は総務部のコレクション?にしていたのです。
その後、日本酒の賞味期限を説明して、下記のようになりました。
- 従業員に親睦会景品などとして利用する。
- 親睦会で可能ならお店に持ち込む。
- 従業員へ安く販売して親睦会費へ回す。
消費期限と賞味期限の違い
そもそも期限とは何なのでしょうか?
食品によって「消費期限」と「賞味期限」の表示の違いがあります。
一般には、品質の劣化が早くて保存が長く出来ない食品には「消費期限」、一方品質の劣化が比較的遅くてある程度の期間は保存がきく食品には「賞味期限」として表示されています。
このことからも予想できるように、「賞味期限」の場合は、「一定の環境化で味を保証できる期間」であって、過ぎたとしても直ちに食べられなく時期ではありません。
お酒の賞味期限はいつなの?
日本酒の賞味期限
まずラベルに製造年月が記載されています。
(他と違って「賞味期限」ではないので既に過ぎていると驚かないでください。)
- 通常の日本酒(過熱処理がされているもの)⇒冷暗所に保管で約1年間
- 生酒・生貯蔵酒(加熱処理がされていないもの)⇒冷蔵庫に保管で約6か月
これは目安です。期限を過ぎたから直ちに飲めないと言う事ではありません。
黄色く変色することはあっても、腐敗することは先ずありません。
料理酒にしても良いですし、そのまま飲料しても大丈夫です。
(但し、高温で保管するなど保管環境が悪くないことが大前提です)
しかし、1年以上経ったお酒を、贈り物にするような失礼は無いようにして下さいね。
ビールの賞味期限
瓶ビールはラベル、缶ビールは缶底に「賞味期限」が記載されています。
日本の大手のビールは、製造後大体9ヵ月ほどの期間を設けています。
ビールももちろん賞味期限を過ぎたからと言って直ちに飲めなくなるわけではありません。
私は、6か月くらい経っていても平気で飲みます。
(個人で購入したビールがいつまでも残ることはありませんが、団体の役などで購入した余りビールを長期保管することがありますので・・・)
焼酎の賞味期限
製造年月、賞味期限共に記載の義務はありません。
(製造年月が記載されている場合もあります)
「蒸留酒」は、未開封、一定環境化では長期保管が可能です。
蔵元のこだわりにより、ワインのヌーボのように早飲み、又は逆に熟成を勧めるタイプもあります。
ウィスキーの賞味期限
製造年月、賞味期限共に記載の義務はありません。
(製造年月が記載されている場合もあります)
「蒸留酒」は、未開封、一定環境化では長期保管が可能です。
尚、○○年ものなど、年代を重ねたものは非常に高価となりますが、ワインと違いこれは樽詰めされた期間です。瓶に入れて市販される時点で熟成はされませんので、保管年数が経てば価値が上がるわけではありません。
飲み頃は、購入してから飲みたくなった時、つまりいつでも良いでしょう。
ワインの賞味期限
ワインにも賞味期限記載の義務はありません。
但し、これは「蒸留酒」と呼ばれるウィスキーや焼酎の様なアルコール度数が高いと言った理由とは意味合いが異なります。
ワインには、ラベルにヴィンテージと呼ばれるブドウの収穫時期が記載されています。
そして、同じ産地のブドウ畑でもこの収穫年によって当たり年か否かが異なります。
又ワインはウィスキーと違い、瓶詰された状態で熟成されます。(コルクなのには意味があるのです)
つまり、収穫場所、収穫年、瓶詰されてからの熟成期間(方法)などによって飲み頃が変わってくるのです。
20~30年後が飲み頃といった長期熟成タイプもあれば、年に一度日本でも話題に上るボジョレーヌーボーのように、搾りたてが飲み頃のタイプもあるのです。
お酒買取
バブルの頃は、良くリビングや客間に洋酒が並んでいるお宅がありました。
私は、直ぐ飲んでしまうのでありませんが、今でもコレクションしているお宅は結構あるんじゃないですかね。
もし、お酒を飲まない方で、頂いた高価なお酒に困っている方は、私へお譲り下さい。
(と言うのは冗談で)
買取サービスをご利用されてはいかがでしょうか?
一昔前までは出来ませんでしたが、今では解禁され結構高値で購入して貰えます。
本当に長期間自宅で洋酒を保管するのは環境的にも難しいです。
せっかくの高価なお酒の為にも、有効利用した方が良いかも知れませんね。
無料で査定できますので驚きの金額が出るかも知れませんよ!