歳を重ねると、世界遺産を旅してまわりたいと思います。
さすがに世界と言うわけにはいきませんが、国内でもまだ訪れていない名所がたくさんあります 。
そんな折、予てから一度訪れたいと願っていた世界遺産の「白川郷」に行く機会に恵まれました。
色づき始めた山々を眺めながらたどり着いた先には、合掌造りという自然なイメージとは少々不釣り合いなほどの観光客の姿。
月曜日と言う事で、そんなに混んではいないだろうと予想したにも関わらず大変な賑わいでした。
駐車場前で暫しの渋滞に遭遇した私たちでしたが、あちらこちらに「どぶろく祭り」ののぼり旗が見られます。
そう、後で知ったのですが、今日10月19日は「どぶろく祭」の最終日だったのです。
天下の奇祭と言われる「どぶろく祭」は、白川郷で五穀豊穰・家内安全・里の平和を山の神様に祈願する、年に一度の盛大なお祭りだそうです。
神社で割烹着のおかみさんたちが「どぶろく」を振る舞っている光景を傍目に、飲酒出来ない私たちは、お土産のどぶろくを購入して帰りました。
仕事の合間に少しだけ足を延ばした「白川郷」ですが、造り物ではなく、現在も人々が生活しているこの光景は未来永劫残す価値のあるものだと感じました。
冬の風情な時期にでも家族でゆっくり旅したいと思う場所でした。
携帯のスナップですが、非常に印象深い光景です。