意外と知らない「たまごの真実」たまごの特長を知って料理上手になろう。

たまごの画像 食べる

高度成長期、子供に人気だったものが「巨人、大鵬、たまご焼き」と言われていました。

 

私は、さすがにその世代ではありませんが、それでもたまご焼きには、いくばくかの思いがあります。

 

諸事情により、料理をすることになった私ですが、それまでは、全く料理の出来ないお父さんでした。

 

そんな私ですが、唯一の料理をした記憶が、小学生の頃作った「たまご焼き」です。たまごに醤油と砂糖を少しだけ混ぜて焼く単純なたまご焼きでしたが、当時健在だった祖母に、「私の作るたまご焼きが一番おいしい」と褒められて喜んで作っていた思い出があります。

 

それ以来、料理とは無縁だった私ですが、やっぱり料理は、人に美味しいと言われて上達するものだとつくづく思います。

 

我が家でもほぼ毎日、何かしらの料理に使用されているたまご。私が生まれる前から、ほぼ値段が変わっていません。そんな物価の優等生に感謝ですね。

 

たまごのサイズで料理を分ける?

たまごはお店では、サイズごとに分けて販売されています。

このサイズは、農林水産省により下記のように決められています。

区分

基 準
 LL  70g以上、76g未満
 L  64g以上、70g未満
 M  58g以上、64g未満
 MS  52g以上、58g未満
 S  46g以上、52g未満
 SS  40g以上、46g未満

ところでこのサイズ、実は白身の量の違いだけで、黄身の大きさはほぼ同じだと知っていましたか?

 

たまご博物館館長の高木伸一さんによると、「たまごの大きさはニワトリの成長と卵管の太さによって決まる」のだそうです。「ただし、黄身の大きさは変わらず、分泌される白身の量だけで大きくなる」との事。

つまり、メレンゲなど白身をメインで欲しい時には、大きなサイズは有効ですが、逆に黄身だけを使いたい場合は、Sサイズを購入した方がお得と言う事ですね。

 

たまごの色の違いは何?

たまごの色の違いはご存知でしょうか?

なんとなく、赤いたまごの方がこだわりのイメージがありますが、実は栄養価は全く同じだそうです。

大きく分けて赤いニワトリと白いニワトリ、更には細かな品種によりたまごの色が分かれるのですが、最近の市場の人気はより濃い色のたまごだそうです。

養鶏場では、より濃い色を出す為、たまごを外敵から守るニワトリの習性を利用して、わざわざ暗い環境でたまごを産ませているのだそうです。

そうやって市場の好みに対応していたのですね。

確かにこだわりには違いないですが、ちょっと思っていたのと違いますね。

ついでに言うと、黄身の色の濃さも直接栄養価とは関係ないそうです。

 

たまごは洗って保管した方が良いのか?

「たまごの殻には細菌が付着しているから、洗って冷蔵庫に保管した方が良い」と言う意見があります。実際はどうなのでしょうか?

スーパーで市販されているパック卵は、既に一定の条件で消毒されています。

たまごは、水温が低いと殻にある気功から、水と共に細菌が流入する可能性がある為、家庭で洗うのは避けた方が良いと言われています。

 

おまけ

子供のころ、結構な頻度で見かけた双子のたまごですが、正式には二黄卵と呼びます。

「最近見かけることがないなー」と思っていたら、どうも選別時に規格外として除外しているそうですね。安全性は全く問題ないのですが、パックに合わない事や、料理に使いづらいと言う意見も考慮しているのだとか。

子供のころは細長いたまごを見かけると、ワクワクしながら割っていましたけどね・・・。

 

尚、たまごの賞味期限は、たまごを安心して「生食」できる期限だそうです。数日でしたら、加熱調理をして食べれば全く問題ないとの事です。

賞味期限を過ぎたからと言って直ちに廃棄するのはもったいないですね。

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