食欲の秋、美味しいものがたくさんありますが、秋の味覚で外せないのが「栗」です。
そして、毎年楽しみなのが、「栗きんとん」
栗きんとんと言ってもお節料理に入るあれではありません。
もっと甘さを抑えた和菓子です。
しっとりした中のホクホク感と上品な甘さがたまりません。
食べたことがない方は、絶対一度は試して欲しいです。
間違いなく、また食べたくなる代物です。
私は男ですが、おせちの栗きんとんは好んで食べませんが、この栗きんとんは大好きです。
妻はもちろん、子供も大好きです。
栗きんとんの発祥は?
栗きんとんは、東京や、各都市の百貨店でも見かけますが、岐阜県の美濃地方が発祥です。
特に中津川の和菓子屋ではこの時期の定番商品となっており、どこのお店にも並びます。各店それぞれの味があっておいしいです。
ちなみに中津川市観光センター「にぎわい特産館」へ行けば、各14店舗の栗きんとんの食べ比べが出来ます。
期間限定ですが、ネットでの購入も可能です。
2種類の詰め合わせで各7店舗の栗きんとんとお茶のセットとなります。
これからのご贔屓のお店を探すのも良いかも知れませんね。
栗きんとんめぐリ 風流(ふりゅう)
・仁太郎 ・美濃屋 ・信玄堂 ・梅園 ・川上屋 ・新杵堂 ・柿の木 ・市川製茶(紅茶)
1,950円(税込)
栗きんとんめぐリ ささゆり
・松葉 ・満天星一休 ・ヤマツ食品 ・しん ・七福 ・恵那福堂 ・松月堂 ・市川製茶(お茶)
1,950円(税込)
栗きんとんのおすすめはどこ?
おすすめの美味しい栗きんとんはどこのお店でしょうか?
甘さ、しっとり感、ホクホク感など、好みは解れるのでしょうが、有名どころは発祥の地とされる中津川市の「すや」と「川上屋」です。この2点は良くネットでも比較されています。
でも、困ったことに、同じく岐阜県美濃地方の恵那にも同じ「すや」と「川上屋」が存在するのです。
中津川と恵那は隣接した市です。
こちらは正確には「恵那寿や」と「恵那川上屋」と表記されます。
この4店舗はそれぞれ違うお店です。
本店・支店関係はございません。
それぞれが有名であり、色々な地域で販売されています。
ネットの中では、たまに「騙された」とか「どうも以前と違うと思った」などと言う否定的な書き込みも見られます。
有名店の名前をかたるといった誤解もあるようですが、実はそれこそ誤解です。
両店は簡単に言うとそれぞれ「暖簾分け」です。
恵那川上屋の創業者は、以前中津川で工場長をしており、社長の姪と結婚し独立したそうです。その時の意向で屋号を継いでいます。
老舗こそが本物みたいな論調がありますが、「恵那川上屋」二代目の鎌田社長は、道場六三郎も絶賛する巨大栗を生み出し、地域ブランド化したことで知られております。
栗を愛し、数々の商品を世に生みだしました。
「栗一筋モンブラン」など豊富なメニューはどれをとっても一流の味です。
「奇跡のビジネス戦略」(総合出版)と言う本も出版されています。
この4店舗に限らず、それぞれ代が変わっていく中で独自の工夫も見られます。
ご参考までに我が家の贔屓のお店はこちら
是非皆さんも、自分好みの栗きんとんを見つけて下さい。
中津川のお店
○川上屋
○すや
恵那のお店
○恵那川上屋
○恵那寿や
干し柿と栗きんとんのコラボ
栗きんとんファンとして、忘れないように紹介したいのが干し柿と栗きんとんの合体商品です。
市田柿自体が我が家の大人気お取り寄せですので、夢のコラボですね。
干し柿に栗きんとんをたっぷり詰めた商品は、11月~冬にかけて発売されます。
川上屋さん、恵那川上屋さんを始め、中津川市の有名どころの和菓子屋さんでも多くの商品が並びます。
皆さん、独自のネーミング(商標)をお持ちです。
2016年今年も栗きんとん巡りに行ってきました。(追記)
2016年、今年も栗きんとん巡りの旅に行ってきました。
中津川にはたくさんの和菓子屋がありますが、この時期はどこのお店も交通誘導が必要なほどの混雑ぶりです。
今回の一番の目当ては、恵那川上屋の『栗一筋』です。
こちらも田舎とは思えない大変な賑わいです。やっとのことで駐車しましたが、なんと飲食コーナーは一時間まちとのことで断念し、栗きんとんとスイーツを何点か買ってきました。
店内は撮影していませんが、どれも美味しそうなスイーツがたくさん並んでいます。
お土産にも本当に喜ばれますよ。