春の楽しみと言えば何といってもこれ「たらの芽」です。
子供の頃は、「こんなもん何が美味しいんだろ?」と不思議だったものが、いつの日からか虜に。
山菜の王様として高級料亭でも人気な食材なのも今では頷けます。
特にこの時期にしか食べられない旬な食べ物として、春が待ち遠しく思える食材です。
そんなたらの芽ですが、何と我が家では敷地内にタラノキが自生しています。
天然物のたらの芽は山の中と言ったイメージもあるでしょうが、意外と田舎では道沿いや庭先などに自生しているケースが多いのですよ。
日本全国、どこでも育ちますので興味のある方は、タラノキを育ててみてはいかがでしょうか?
割と簡単に栽培できるようです。我が家のタラノキにはトゲがありますが、品種改良でトゲの無い木もあるそうです。
家庭菜園も良いですが、自宅で山菜の王様を育てられるのは幸せですよ。
桜の開花と同じく、春の訪れが一層楽しみになりますね。
今年は、「暖冬の割には芽が出るのが遅いなー」と感じていたのですが、先日雨が降ったら一気に芽が出て、3日ほどでこんなに大きくなりました。
たらの芽はタイミングを逃すと直ぐに大きくなってしまいます。
少し大きくなりすぎたものも混ざりましたが、見栄えを重視する料亭とは違い、それはそれで美味しく頂けます。
我が家でも昔から色々な食べ方をしてきましたが、大勢の人が言われるように私も天ぷらにして食べるのが一番好きです。
料亭の味を再現? 超簡単、たらの芽の天ぷらの作り方
それではご自宅でも簡単に美味しく食べられる、たらの芽の天ぷらを紹介します。
天ぷらの場合は、アク抜きをしなくても大丈夫です。
摘みたてのたらの芽のハカマ(茶色い部分)を剥いて、水洗いします。
太いものは根元に包丁で十字に切り込みを入れると柔らかくなりますが、私は基本何もしません。
後は、普通の天ぷらと同じで衣をつけてサクッと揚げるだけです。
うーん。 今年もめっちゃ美味い!!
サクサクの衣に、適度な歯ごたえ、若干の苦みと甘みが口の中に広がり、何とも言えない美味しさです。今年は何故か甘みがより大きいような気がします。
ちなみに私、これまで天ぷら屋の味を再現しようと衣づくりに色々こだわった時期がありました。
(今では素人でも、ちょっとネットで調べればいろいろ出てきますからね・・・)
で、色々試した結果、美味しく揚げられるコツが解ったのですが、家庭で実現するには正直ちょっと段取りが面倒でした。
ちなみにサクッと揚げる最大のポイントはグルテンの形成を抑える事と言われています。
その為に皆さんはグルテンを抑えるために「薄力粉を使う」「材料を冷やす」「生地をあまり混ぜない」「水の代わりに違うものを入れる」などの工夫を凝らしているのですが、この悩みを解決した商品がこちらです。
●日清製粉「コツのいらない天ぷら粉」
大ヒット商品ですので、今更私が紹介するのも何ですが、こちらの商品は、ある特許技術によって水を加えて良く練ってもグルテンが形成されないようになっているのです。
料理素人の私が使っても本当にサクッと揚がりますので本当にコツのいらない天ぷら粉ですね。
今では、完全に我が家の常備品となっております。
それでは、みなさん良いゴールデンウィークを!