庶民の食べ物のうなぎ。早く安くなりませんかね。

美味しそうなうなぎのかば焼き 食べる

皆さん、時間の無い時や、疲れて料理のしたくない時はどうしてますか?

 

私にとって料理が面倒な時の必殺手抜き料理は「うな丼」でした。

 

なんてったって、レンジでチンしてご飯に乗せるだけ。反面子供は手抜きに怒ることなく大喜びしてくれます。(しめしめ)

 

でもそんな必殺料理も、今はうなぎの値段が高くってちょっと手が出せないんですよね。

 (そうではなくても、いつも材料費が高いと妻に怒られている私です)

 

中国産うなぎは「脂たっぷり」で、味もそれほど悪くはないのですが、他の食べ物同様「成長ホルモンや抗生物質が多量に含まれた餌」により育てられていると噂されます。

 

輸入業者の安全基準はクリアしていますので、大丈夫だと言う意見もありますが、実際あれだけ問題がありますと購入には躊躇しますよね。

美味しそうなうな重 

国産うなぎの名産といえば

ところで、国産うなぎの名産といえばどこを思い浮かべますか?

よく耳にする有名どころは、下記になります。

  • 静岡産(浜名湖)
  • 愛知産(一色町)
  • 鹿児島産
  • 高知産
  • 宮崎産
  • 徳島産等

 

私はすべて食したわけではありませんが、三河の一色町のうなぎは身が締まっていて天然うなぎのような食感であり好みです。

 

名産と言っても、天然うなぎが流通することはほとんどなく、ほぼ全てが養殖うなぎとなります。

養殖ではうなぎの稚魚の「シラスウナギ」を捕まえてきて、大きく育てます。

つまり稚魚の産地ではなく、育った期間が長かったところを産地と呼ぶわけです。

この稚魚が世界規模で減少しているため、うなぎの価格が高騰しているのです。

ニホンウナギが絶滅危惧種に指定され規制の対象となったこともあり、更にうなぎは流通しなくなりました。

 

「うなぎ⇒卵⇒シラスウナギ⇒うなぎ⇒卵」と言った、完全養殖が成功したと云うニュースが流れたのが2010年です。当時は喜びましたが、研究レベルでは可能でも、量産にはまだ時間がかかるようですね。

我が家の手抜き料理として「うな丼」が復活する日が待ち遠しいです。

  美味しそうなうな丼

なんちゃってうなぎ&うなぎもどき料理

人間の知恵ってすごいですよね。

最近は、うなぎの代わりにナマズを提供しているお店があります。

もちろん、騙すわけではなく、しっかりと明記して売るのですが、意外と食べた方には違いが解らないほど似ているようです。機会があれば食べてみたいですね。

また、webにはたくさんのうなぎもどきの料理が紹介されています。

ちなみに私、「ちくわのうなぎ風かば焼き」なるものを作成したことがあります。

(確かに見た目はそっくりで笑えました)

 

 たまには、お店のうなぎ屋さんで一杯

職人に感謝

うなぎのお店うなぎの世界には「串打ち3年、裂き8年、焼きは一生」と言う言葉があります。

これは、実際のエピソードですが、近所にうなぎの老舗が2軒あり、一方のご主人がなくなられました。息子が後を継いだのですが味が極端に落ちてしまいました。

現在は養殖が主流でうなぎが均一な事もあって、昔ほどは技術が要らなくなったとも聞きます。それでも焼き手によって全然美味しさが変わってしまうのですね。

皮に張りがあり、身が柔らかいあの食感は、うなぎの品質云々よりも焼き手のスキルによるのでしょう。

私は、その食感を楽しむ為にもご飯の上に載せない、白焼きが一番好きです。

うな重・うな丼の違い

よく言われていますが、「うな丼」と「うな重」は器の違いだけだと言います。

うなぎの品質、量も全く同じのお店が大半だとか。

うちの近所でも、店主曰く肝吸いがつくかつかないかの違いだけです。

奮発して「うな重」にする意味も接待以外ではないのかも知れませんね。

 

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