先日、我が家のこたつから煙が出ました。
つい2年前の夏には扇風機が突如燃えましたが、それを思いおこす恐怖です。
今回も幸い発煙だけで収まりましたが、一歩間違えば大惨事の可能性もありました。
皆さんの身にも起こり得る話ですので、自己防衛のご参考にしてください。
扇風機火災の例
ちなみに扇風機の場合、古いものは発火する可能性があるってよく聞く話じゃないですか。これって大体なかの部品(コンデンサー)の劣化が主な原因なのですが、うちもそのパターンでした。
首振り状態で火が出ましたので部屋の中は一瞬で真っ白になり、本当にヤバい状態でしたね。わずか数秒の間の出来事でしたが、寝たままだったらと思うとゾッとします。
古い扇風機って使えるのに捨てるのは勇気がいりますが、どうしても使用する際は離れないようにしてくださいね。
こたつの火災パターン
こたつによる火災もよく聞く話ですが、そのほとんどは使い方の問題が原因です。
- 中で洗濯物を干していた。
- ワタ埃に引火した。
- ペットがコードをかじった。
中で洗濯物を乾かすなどは、最もやっちゃダメなパターンです。離れなければ大丈夫と、ついついやってしまいがちですが、一度引火すると燃えるものが集中している分、広がりも早いです。
また、ワタ埃への引火も同様に危険なケースですね。
今どきのこたつヒーターはファンが回っていることもあるのか、ホコリがかなり溜まりやすくなっているような気がします。
私の場合は、毎年春になるとヒーターを外し、秋になるとヒーターをセットしています。
最近のヒーターユニット自体は薄いので、特に夏場でもそのままでも邪魔にはならないのですが、やはりホコリを溜めたくないという事で習慣的に続いていますね。
実際、一年でも結構気になる量のホコリが溜まっています。
何年も放置している方は一度のぞいて見た方が良いでしょう。
古いこたつは要注意
さてここからが、我が家のパターン
私の場合は、先にも触れましたように毎年ヒーターユニットは取り外しますので、寒くなった頃合いをみてこたつを準備します。
そうして10日ほど経過したある日のこと、ラジオのノイズのような音が聞こえ、こたつを覗いた所、煙が立ち込めていました。
廃棄覚悟で分解したところ、下記のようにプリント基板が焦げていました。
ちなみに、購入時期を確認すると2003年製造だったので、実に16年も経過していますね・・
ヒーターが切れる都度何度か交換していましたので、そこまで古くないと思っていましたが、逆に良く持ったものです。
別の部屋のこたつも確認しましたが、こちらも2005年製造だったので心配になります。
一応、後学のためにもメーカさんにお話を伺ってみましたが、今回のケースは半田付けの経年劣化によるものだそうです。
プリント基板には難燃性の材料を使っているので、発火が進行するリスクは低いかも知れませんが、10年以上経過するとこうした事例も起こり得るようですね。
安心のタイマー付きこたつ
早速新しいこたつ探しを始めましたが、なんとタイマー付きのこたつがあるじゃないですか。
これまでにも、一晩こたつを入れっぱなしで、朝気付くと言うようなケースも実はあったんですよね。
自動で切れてくれれば、出先で「あれ、こたつ消したっけ?」と不要な心配をすることも無くなります。
ちなみにタイマー付きのコードも売っていますので、こたつがまだ新しい人はコードだけ交換すれば良いですよ。
ところで交換用のこたつヒーターって値段に随分差がありますが、まずはヒーターの違いが大きく関係しています。安いものに飛びつきたいところですが、そこはよく確認した方が良いです。
交換用ヒーターは主に3タイプ用意されています。
- 石英管
- ハロゲンヒーター
- カーボンヒーター
ディスカウントストアーなどで見かける安いこたつは 「石英管」 が使われているケースが多いので、交換用としてもこちらを選んで問題ありません。
一方家具調こたつなどの高いものには、せっかくならば「ハロゲンヒーター」や「カーボンヒーター」を選びたいところです。
「早く温まって、しかも体の芯までポカポカして、更には電気代も抑えたいわー」っていう贅沢な方はカーボンヒーターがおすすめですね。
電気代も節約できますので、長い目で見ればお得にもなりますよ。